以前のエントリーに書いた「雷に魅せられて」を読んでみた。
雷は好きであり、落雷さえなければ美しい自然現象だと思っている。
また、Zen教授こと河崎善一郎博士の文章も嫌いではない。ところどころで吐いている毒には思わずニヤリとしてしまう。
おとなしいプロローグだなと思って読み進むと、第1章でいきなり毒を吐きまくる。
こういう始まり方をするZen教授はズルイと思う。これで掴みはバッチリ。あとは読み進むしかない。さすが大阪の人だなと思った。
第2章で雷の原理などを紐解いてくれるのだが、ここから脳内スパークが多発してくる。
常識が覆る瞬間。いわゆるカルチャーショックというやつだ。
Zen教授にしてみれば当然のことだろうが、理工系出身でもない一般人には大変なことなのだ。
それこそ、雷雲に頭を突っ込んだごとくスパークしまくる。
第3章で雷から身を守る方法を教えてくれるが、これぞ完璧な方法というものはないそうだ。
いや、究極の方法として、ファラデー・ケージという金属製の鳥かごのような中に入るとあるが、Zen教授も続けて書いているように現実的ではない。
もし、鳥かごに入った人が連なってハイキングしていたら・・・。
考えるのはやめておこう。
完全な方法はないにしろ、雷鳴が聞こえたときの避難場所、避難方法、携帯していると便利なものなどが書いてあるので、とても参考になる章だと思う。
第4章から観測記録風になっていくが、その中で雷観測の技術進歩なども書かれている。
なかなかスリリングな観測シーンもあり飽きる暇はない。飽きるどころかZen教授のワクワク感が伝わり、読んでるわたしもワクワクしていた。
一気に読み終えて、脳に若干の疲労感は感じるが面白い本だった。
自然科学や気象学に興味がある人ならもっと面白く感じるだろう。
いや、高校物理が及第点ギリギリだったわたしが面白かったのだから、一般の人が読んでも面白い本だと思う。
読み終えて思うことは、レーザー誘電の技術をもっと発展させ、雷雲のエネルギーを積極的に空中放電させられれば、落雷の被害がなくなる日も来るのかなと感じた。
また、今年のようなゲリラ豪雨が雷もともなうとしたら、その予報に役立つこともあるのかなと思う。
思い切り個人的な興味としては、折りたたみ傘のように携帯できるファラデー・ケージができたら使ってみたい。
街中で使ったらアホっぽくて楽しいと思う。
風塵雷人
雷博士Zen教授の風塵雷人Blog
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